捕まえた虫の育て方

虫かご
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一昔前には、オオクワガタや熱帯魚の飼育がブームになりました。要するにただ単に飼育して楽しむというだけでなく、成虫や成魚を高く売るという販売目的です。

それから昆虫や魚というのは、人間とは違ってとにかく寿命が短いのです。そんな生き物を趣味で飼うというのは、人間のエゴそのものといえるのかもしれませんね。

それはともかくとして、ここでは捕まえた虫の育て方について詳しくご紹介してみたいと思います。

虫それぞれの寿命について

はかない虫の寿命

虫は、人間のように何十年も生きることはできません。いずれもはかない命です。例えば人気の高いカブトムシは6か月程です。また、カブトムシと同様に人気の高いノコギリクワガタは3か月程度です。さらに捕まえて、寿命を短くしてしまっているのです。

その他の虫についても同様です。例えば、夏にうるさいアブラゼミは6年程です。あるいは夏に美しい光を放つ蛍は1年程です。さらには害虫の定番とされるゴキブリですが、6か月前後しか生きられません。そして蚊は、2〜3週間程度です。

虫には痛覚がない

虫は、寿命が短いので痛覚がないといいます。一方人間は寿命が長いので、痛みを感じる痛覚があるのだといいます。一度痛みを感じれば、それを避けようと努力をします。要するにそんな防衛本能のようなものが、寿命が長い分だけ備わっているのだということになります。

もちろんそんな短い寿命についても、遺伝子自体がそうなっているのだからどうすることもできません。西洋人は神様を信奉している人がほとんどですが、そんな人から見ればあえて神様がそういったプログラムにしたということになるのかもしれませんね。

それぞれの虫の飼育に必要な道具

カブトムシの幼虫を飼育するには?

昆虫で最も人気の高いカブトムシですが、近頃では幼虫から飼育して成虫にするというマニアもいるようですね。そんなカブトムシの幼虫を育てる方法ですが、数匹程度であれば飼育ケースでもかまいません。一方何十匹もの幼虫を飼育する場合には、衣装ケースのような大きな飼育ケースが必要になってきます。

その飼育ケースに、湿らせた土を入れておくだけでかまいません。もっと土に栄養分を加えてもいいのではないか?と思うかもしれませんが、そうすると他の虫が湧いてしまったりカビの原因にもなります。そのため、通常の土だけでも十分に飼育は可能です。

スズムシの飼育方法

夏の季節には、涼しげな鳴き声で人々を和ませてくれるスズムシという昆虫がいます。そんなスズムシを飼育する方法ですが、野生のスズムシを捕ってくるというのは大変です。ところが近頃では、ペットショップやホームセンターでもスズムシが売られています。

その代り、スズムシの寿命は2〜3か月程度しかありません。具体的には、スズムシの声がよく聞こえる風通しのよい飼育ケースに土や腐葉土を敷いて飼います。スズムシのエサは、キュウリやナスです。中にはスズムシの飼育キットが販売されているので、それを利用するという手もありますね。

それぞれの虫の育て方

黒いダイヤともいわれたオオクワガタ

昆虫の中でもオオクワガタは、黒いダイヤといわれた時代がありました。ところが外国産のオオクワガタが手軽に入手できるので、ひと昔前の話となってしまいました。そうはいっても、簡単に野生のオオクワガタを採取することはできません。

具体的な飼育方法ですが、オスとメスのオオクワガタをペットショップで買ってきて交配させるという飼育方法です。それから成虫の大きさですが、それは幼虫時代にどれだけ大きくするかで決まってしまうのです。ただし初心者は、産卵セットや飼育キットを利用したほうがお手軽でしょうね。

スズムシと同様に人気の高いコオロギ

スズムシと同様にコオロギも人気の高い昆虫です。しかも秋になると、コロコロと風流な鳴き声を発します。そんなコオロギを昔は、外で手軽に捕ることができました。ところが近年は、野生のコオロギを捕ることさえ困難です。その代りコオロギは爬虫類のエサなので、ペットショップで手軽に購入することができます。

具体的な飼育方法ですが、飼育ケースに土を入れたり、トイレットペーパーを敷き詰めて飼うというのが一般的です。エサは、雑食性なので野菜や人が食べる物であれば何でも食べます。ただし乾燥には弱い虫なので、ガーゼに水を染み込ませて飼育ケースの中に入れておくということも忘れてはいけません。

まとめ

人気の高い昆虫をピックアップして、具体的な飼い方についてご紹介しました。飼育ケースの大きさやエサの種類など気になる点は多々ありますが、とにかくどの虫も寿命が短いのでいたわりの思いや大切にする育てることだけは忘れてはいけないでしょうね。

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